私立の推薦は全入学者の6割!?親の立場で見る今どきの大学受験
chiyo
40代
キャリコン
会社役員
既婚
ファイナンシャルプランナー&キャリアコンサルタントのChiyoです。
この記事を書いているのは2023年2月。
私の息子は高校2年生の3学期を過ごしていて、
ちょうど今日から学期考査のテストが始まっています。
1月になるとニュースでは2021年度入試から「大学入学共通テスト」に名前が改まった
「通称:共通テスト」に対し傾向や分析、はたまた受験時のトラブルなどが伝えられ、
受験生の緊張やご家族の心労などが想像される時期です。
これまで「大変そうだな」と思っていた出来事がいよいよ我が家にも近づき、
学習塾さんや各大学のパンフレットやオープンキャンパスの案内などが
Push方式で我が家に届けられます。
当の本人である息子はそんな郵便物を見ることもなくゲーム三昧の日々を過ごして、
親の心配を見て見ぬふりしているようにも見えます。
高校では先生方が「高2の3学期は、高3の0学期!」と言い、受験生である自覚を促し
「早く始めた人ほど希望が叶っている」ことを数値で見せています。
息子の心情はさておき、親の心情から「今どきの大学受験」を見ていきたいと思います。
ベネッセさん、リクルートさんからの情報を元に私の目線で情報をピックアップします。
Q)
A)「総合型・学校推薦型選抜」で私大に入学した人の割合。
驚きませんか?私立では全入学者の約6割です!
私の受験は1992年で「共通一次」と呼ばれていた受験名称から「センター試験」に変わった3年目でした。
高校では2年時から文系/理系を選択し、3年時には文系/理系/私立文系にクラスが分かれ、
男子ばかりの「男クラ」やほぼ女子ばかりの「私立文系」などが存在していました。
推薦などでセンター試験前に合格が決まるのはごく僅かで、
年明けが受験本番な空気が漂っていました。
1月のセンター試験から本格的に受験が始まり、2月前半の私立、
2月後半の国立前期日程、3月の後期日程まで受験が続いたものです。
なのに、今や私立大では一般入試で入学する人は4割という実態に驚きました。
Q)アドミッション・ポリシーって何?
A)各大学が明示している「入学者受け入れの方針」です。
大学入学を希望する人に、どのような準備をしてきてください、というのを示しています。
調べると2017年からすべての大学に「3つのポリシー」を作って公開することが義務付けられています。
「卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)」
「教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)」それと、アドミッション・ポリシーです。
これにより、大学側が大学の個性に学生が合うかを評価するようになっているそうです。
こんな事になっているとは!
背景として社会で求められている人材に変化があることが要因で、
「主体的に考えて行動し、
予想外の事態を自らの力で乗り越えられる人」
この基盤を作る学びの在り方が試行錯誤されています。
当の受験生にどのくらい伝わっているのでしょうか?
当の大学生にどのくらい伝わっているのでしょうか?
目的を明確にすることは自覚を促すために大切な事だと理解しながら、
浸透することの難しさも考えました。
Q)共通テストでの特徴的な変化はどんな所?
A)知識の本質的な理解や、思考力・判断力が必要とされる問題が多く出題された。
具体的には
・日常生活の場面からの出題→自分の持つ知識を使って思考する応用力が試された
・文章量、資料数の増加→正確に判断する情報処理能力が求められた
・実施的な問題量の増加と解答数の減少→1問のミスが従来より大きな失点につながる傾向
などが挙げられるそうです。
社会人に求められる能力そのものとも言えます。
これまでの「暗記・詰め込み」受験から
「これから役立つ能力を鍛える」受験に
変わっていっているように映ります。
このように、いざ大学受験を意識すると時代の変化に学びの在り方が変わっている事を知りました。
そもそも大学受験をどう捉えるか。時代の変化によって変わっています。
これから親子で対話しながら大学受験を経験していきたいと思います!
<参考文献>
・リクルート「スタディサプリ|進路」
https://shingakunet.com/journal/
・ベネッセ「進研ゼミ|高校講座」
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No:99