どんな命もあっていい どんな命もあっていい

人と社会
どんな命もあっていい

しゅり
40代
心理カウンセラー
1児のママ

こころ循環サポーター心理カウンセラー高木です。

 

2年ほどこのサイトに言葉を寄せさせていただきました。

心の話、人間関係の話、お金の話、健康の話、環境問題の話。

サイトの名前になっている『ハピネス』幸福にまつわることを

カウンセラーの立場、労働者の立場、お母さんの立場、地球の1員としての立場

から書いてきました。

 

でも一番伝えたかったことって何だったのかな…

と振り返ってみたとき浮かんでくるのは、

 

どんな命もあっていい

 

ということ。

そんなの当たり前じゃん、という声が聞こえてきそうですが

それが実現されている場に私たちはいつも身を置いているでしょうか?

また、自分が身を置いていないからと言って無関心になってはいないでしょうか?

 

例えば

自分と価値観の違う人を排除したり(心の中でも)分離したり

様子が、習慣が違う人を排除したり、分離したり、

していないでしょうか?

 

従業員さん向けのカウンセリングを行う中で

ある一定数コミュニケーションや社会生活に課題がある方が出てきます。

 

繊細過ぎたり、他者の感情を推測することが難しかったり、

時間が守れなかったり、業務の指示を理解することが難しかったり。

 

そんな人達への周りの評価は手厳しく

「社会人なんだから分るでしょう?」「そんなの学校で習うことじゃないよ。」

「わざとやってる?」「いくら何でもこれくらいは常識でしょう?」

などの言葉で責められます。

 

会社や上司も困っていて、様々な対策を講じますが改善されず

ご本人が適応障害になって退職、というケースが見られます。

 

学校教育の現場ではなんとか守られてきた『多様性』が

社会に出た途端に、上司の価値観やその会社の社風や

その場のマジョリティの『常識』に押しつぶされ

排除分離される現実があります。

 

仕事をしてお金をいただくのだから…という枕言葉が

つくことで正当化されていく

この排除と分離は何を生んだでしょうか?

 

令和4年の自殺者数は2万人を超え、

男性の数が女性の2.1倍になっています。

前述したとおり、個性を配慮しない指導が適応障害を生み、うつ病に移行し、

希死念慮(死にたいと考えること)を生み出したりしています。

 

どちらが正しいか、ではなく

今ここで何が起きているのか?を

「どんな命もあっていい」という視点から

観察してみてほしい。

そう思います。

 

努力できない時にはその人なりの理由がある

上手にできない人にはその人なりの理由がある

その理由はあなたには納得できなかったり

理解できなかったりするかもしれない

あなたの価値観から見れば最悪の理由かもしれない

 

でも、それでも

その人にとってはとても大切な何かを守るための行動かもしれない

たいていその大切なものとは

 

いのち

存在そのもの

尊厳

 

です。

意識していようがいまいが、必死でいのちを守るために

最善だと捉えている行動をとっている。

やり方はまずいかもしれないけど。それしかやり方が分からない。

 

この人は何を大切にしているのかな?

そう思いながら見つめて欲しい。

 

相手の大切にしているものに思いをはせる時

その人の生きる世界を愛おしむことができる。

そう信じて人と繋がっていくこと。

 

これがこれまでもこれからも

発信していきたいメッセージです。

 

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