未来に向かって進む勇気が湧く「進化思考」とは?
chiyo
40代
キャリコン
会社役員
既婚
ファイナンシャルプランナー&キャリアコンサルタントのChiyoです。
太刀川英輔さんというデザイナーの著書『進化思考』を読んで思考が更新されました!
そもそもこの著者の目指す所は「創造教育の更新」。
プロジェクトを成功に導くための戦略をデザインされています。
この本の主旨も「創造とは何か」を解明しながら、
それを体系的に身に着けられるとしたら
創造は誰もが挑戦できる科目になると期待しています。
創造は文明が直面する課題を解決する手段だから。
その想いと思考が尊いのですが、尊いとかの次元にせず、
自らの力で解決する人を増やすために『進化思考』を身につける解説とワークを通し、
著者の想いを祈りの様に伝えています。
そして、最後に「お願い」として、読んだ人に
「誰かの先生となって教えてほしい」と結んでいます。
だから、私はお願いを受け取り、私が掴んだ部分を中心に発信してみたいと思います。
■自然を他者として捉えてみると・・・
「人は1人では生きていない」と頭では理解していますが、当たり前すぎて、
繋がりの中で生きている感謝を日々どれくらいしているでしょう。
以前私は毎日10個の感謝を書き出すワークを28日間やったことがあります。
最初は思いつく「人」に感謝していましたが、段々自然や空気に感謝が広がる経験をしました。
それから「存在」に対して感謝が湧くようになり、「幸せ」と感じる機会が増えた感覚がありました。
本では「自然を他者として捉える」ことを提案しています。
自然が他者で私たちに語り掛けるとしたら、どんな想像ができるでしょう?
著者は「もの言わぬ自然はいつだって私たちに価値を提供してくれているが、
自然側の意見に耳を傾けず一方的に搾取するだけではないか」と嘆いています。
例えば海。
海は人間にどんなことを語りかけているでしょう。
ゴミが増えたことを嘆いている?
海を通って人が行き交っていることを喜んでいる?
海の恵みを受け取っていることを親しみと感じている?
大切にしていないことを怒っている?
著者は自然を擬人化するプロジェクトに関わっていて、
海の価値を観光収入や漁獲高などの経済的指標だけで評価するのではなく、
海の主観的価値を社会学的・心理学的に明らかにする方法を研究しているそうです。
楽しそう!!!!!
調査では、人は海という自然物にも、
大切な人に対して抱く愛情にも似た
価値観を感じていることが明らかに。
これを「海の母性を証明する」取り組みだと捉えなおし
「母なる海」の存在を思い出すきっかけを作りたいと活動されています。
紹介したのは1つの例題だけですが、想像が広がったのではないでしょうか?
このように繋がりを理解する広大な想像力を鍛える様々な視点を提案しながら、
愛と希望があふれる読みモノとなっていて心が湧き立ちました。
「私」という範囲を拡張するだけでも良いそうです。
私とは家族のことであり、街のことであり、
人類のことであり、生態系のことであるとしたら。
私はどんな繋がりを想像して行動しますか?
創造性を進化させ、憂いに満ちた未来とは違う
未来に向かって進む勇気が湧く1冊です。
『進化思考』著:太刀川英輔
https://amanokaze.jp/shinkashikou/
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#創造教育の更新
#自然を他社としてとらえる
No:97