高校生の金融教育スタート!大人はどうなのか? 高校生の金融教育スタート!大人はどうなのか?

お金の話
高校生の金融教育スタート!大人はどうなのか?

chiyo
40代
キャリコン
会社役員
既婚

ファイナンシャルプランナー&キャリアコンサルタントのChiyoです。

皆さんは学生時代に金融教育を受けましたか?

それはどのくらい生活に役立っているでしょうか?

 

私には現在高校2年生17歳の息子がいますが、

成人年齢が18歳に引き下げられた事により来年は「成人」となります。

前倒しで成人です。親としては心もとない!

 

もちろん政府としても一方的に「成人」を引き下げただけでなく、

若年期からの金融リテラシー向上の必要性を課題に掲げ、

2022年4月から高校生の家庭科の授業で金融教育をスタートしています。

 

▼背景や目的などはこちらのサイトが分かりやすく紹介しています。

https://www.nomura.co.jp/el_borde/article/0024/

 

知れば知るほど「大人にも必要な知識と教育」だと感じます。

そこで、実際に金融庁が中学生高校生に向け公開している

「基礎から学べる金融ガイド」の中身を紹介します。

こんなメッセージから始まります。

 

社会人として経済的に自立し、

より良い暮らしを送るために、

金融に関する知識と判断力を身につけましょう。

https://www.fsa.go.jp/teach/kou3.pdf

 

目次はこちらです。どれも身近で必須な金融の内容です。

各項目の小題も見てみましょう。

【家計管理】適切な収支管理の習慣化

n  手取り収入を把握する

n  支出を把握する

n  お金の使い方を見直す

この項目は「見えにくくなっているお金の使いすぎにも注意」という言葉で締められています。

大人でも耳の痛い人はいるのではないでしょうか?

 

【生活設計】人生に必要な資金を計画的に考える

n  ライフプランを立ててみましょう

n  必要な資金を計画的に備えていきましょう

20代の支出は「就職活動費用」、30代の支出で「結婚式費用」と「出産費用」、

40代で「住宅購入費用」となっていて、晩婚化が定着したライフプランになっています。

さらに、50代で「教育費用」のピークがあり

「子ども一人あたり約1,033万円」の数字が載っています。

そして60代は「老後の生活費用|1ヵ月あたり約26万円」となっています。

このライフプラン例を見ると、50代で老後資金を貯めることの難しさが読み取れます。

30代以降は支出が続くことが想像でき、如何に20代の家計管理が肝心か気づくのですが

「どのくらいの20代が20代の内に気づいているか」と考えてしまいます。

だからこそ、高校生で金融教育をすることに意味が出てきます。

 

【預貯金】預ける・ためる・引き出す・振り込む

■    金融機関の便利な機能

■    金融機関を選ぶポイント

■    振り込め詐欺救済法について

■    休眠預金等活用法について

■    偽造・盗難などのキャッシュカードの被害にあわないために

■    インターネットバンキング利用時の注意点

 

【株式/債権/投資信託】ふやす・投資する

n  株式・債権・投資信託

n  分散投資の効果

n  積立投資の効果

n  つみたてNISAとは?

 

投資項目の最初のメッセージは

投資を通じて社会にも目を向けてみましょう。

そして

投資は、わたしたちの家計で眠っているお金を、

こうした人や企業を応援するために使う方法の

1つと言えます。

と結んでいます。

ここも「金融教育」における大切な役割だと考えます。

自分のことだけじゃなく社会のために。

人や企業を応援するための手段が投資であることを共通認識にしたいものです。

 

さらに項目は

【生命保険・損害保険】【クレジットカード・ローン】と続いていきます。

 

いかがでしょうか?

子どもと一緒に読みながら、自分の知識をアップデートしてみませんか?

あなたはどれだけ子どもに説明できるでしょうか?

そして、未来のためにできることを始めましょう!

 

#金融教育

#その意義

#andhappiness

#家計管理

#生活設計

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