M部長の育休日記【第6話】男性育休を取ってよかったこと(感動の最終話) M部長の育休日記第6話

人と社会
M部長の育休日記【第6話】男性育休を取ってよかったこと(感動の最終話)

M部長
30代
会社員
管理職
5児のパパ

【家族、自分、会社にとって、良かったこと】


最後に、まとめとしまして男性育休を取ってよかったことをお書きします。

そもそも、育休を 2 か月とろうとおもった時に、3 つの軸で考えました。

1家族の為、2自分の為、3会社の為ですので、この 3 つについて結果良かったことをまとめ ます。

 

1 家族にとって良かったこと

私が育休をとって家族は良かったと思ってくれていると私は思っています。

が、実際どうだったか妻に聞いてみました。

 

妻からの率直な感想をそのまま載せます。

 

5 人目妊娠中思った以上に体がきつく、産後がとても不安でした。

でも主人が育休を 2 ヶ月もとってくれるといってくれたので、

精神的にゆっくり構えることができました。

いざ陣痛が来たときもこれから主人がずっといてくれることがわかっていたので、

上の子のことはあまり考えずに出産できました。

  

出産時の精神的に楽になったことは大きかったです。

 

産後は覚悟していたけど、5人育児はとても大変でした。

年子の子育てに、あたふたしていましたが、

主人がいてくれたので、 なんとかまわった感じでした!

買い物、話し相手、家事など、主人なりに大変だったでしょうけど、
頑張ってくれていました。
主人が、育休とれてなかったら、私は精神的に苦痛だらけの日々だったと思います。

今まで夫婦の時間はあまり取れなかったですが、今回バタバタながらも
久々にリッチなランチにも行けたこともよかったです。
改めて子育てには夫婦でゆっくりする時間が必要だと思いました。

ただ、育休といいながら、たまに仕事を優先して、家事をしなくなったり 携帯をみながら子供を寝かしていたりしたので、がっかりしました~。 携帯おいて下さいと言いたいことが、何度もありました・・

 主人は仕事に、いけないあせりもあったのかなぁ~と思います。

育休を取ってくれたことは感謝ですし、育休を取らせてくれた社員さん、

会社に感謝します。ちなみに、6 人目は絶対ありません。

 

自分で思っていたよりも、出産のときの安心感が増えていたことや、

(出産時の立会いは前の子供のときもしていましたが、

それよりもずっといてくれるということが、全然安心感が違ったそうです。)

自分で思っていたよりも、出産後の家事育児に対してはまだまだだったのだと思いました。

(結構、できたという満足感な私と、なんとかまわったという妻など・・・) 何よりも、

 

夫婦で話す時間が育休後も増えたことがよかったですし、

夫婦の会話が増えると、自然と子供たちとの会話も増えます。

 

こどもが 5 人になった以上に M家は騒がしくなったと思います。

 

2 自分にとって良かったこと

5 人目の成長を 1 1 日漏らさずに見ることができ、

日々できることが増えていく様子を みることで、

自分も負けないぞと思ったことなどは良かったことですが、

育休前は育休を取ることで人間力を養いますと、言っていました。

 

人間力が成長したというよりは、視点が変わったという印象で、

この 2 か月で成長につながったかどうかは、復帰後の家族、会社の変化で

示していかなければと思います。

・やったことがなかったことにチャレンジすること(家事、育児など)

・やってきたことを手放して、客観的にみること(会社、仕事など)

この2つの機会を同時に体験できることはなかなかないのかなと思いますし、

少し長い期間、今回で言えば 2 か月間くらいしないとこれを得ることは

できなかったと感じます。

 

育休取得後、仕事も、家事育児も前と同じレベルのことをしてはいけないなと思います。

もっと大きな視点で、上のレベルで、

自分でできる範囲以上のことにチャレンジしたい気持ちになりました。

それが、自分にとっては 1 番良かったことだと思います。

 

3 会社にとって良かったこと ・メンバーの成長

私は、責任者という立場なので責任者が 2 か月不在にしたことで責任感が上がったと思います。

責任感というか、所有感が増したという感じかもしれません。

 

あれこれ言うよりも任せてみるということが大事なことに気づかされました。

ただ実際は、責任者が 2 か月も育休をとるということについて本当のところ、

メンバーの皆さんはどう思っていたのか?ということが気になりましたが、

弊社で年末に行っています、みんなで評価(略して「みん評」)の

私への皆さんからのコメントに私にとっては意外なコメントが多く見られたので そのまま、載せておきます。

 

『ライフワークバランスの視点が広がっている

この視点を皆にも広げてください』

 

『育休もあり、仕事の向き合い方、家族・家庭への考え方は

非常に参考になった』

 

『男性としてグループ初の育休取得などの

思い切りの良さを評価しています』

 

『育休を取って頂いて意思決定をとれる環境を

作って頂きありがとうございます。』

 

『M部長自身が育休を取る事で、将来の働きやすさにつながり、

社員のプライベートを含めた幸福度が上がったと思う。』

 

『M部長の育休の期間から学びの場を

提供してもらい非常に勉強になっていますありがとうございます。』

 

『育児休暇の取得、育児を通して自己成長を遂げ、

新しい価値観を身につけられた。』

 

『男性初の育休取得は会社全体に良い意味で

大きな影響を与えたと感じます。』

 

『育休を取るという新たな挑戦を皆に見せてくれたことが

良かったです!』

 

『育休後、毎日よくしゃべっているのを見ると

一番躍動しているように感じます。』

 

『2 か月不在の間、チーム力は高まった』

 

『手放すという選択肢は、結果としてチームを前進させる

きっかけになったと感じる。なかなか出来ないと思う。』

 

『育休中の数か月の間も色々と相談にのってもらい感謝です。

 

現場でのある程度の決定権がある現状は責任感も大きく

日々頭を使う毎日ですが、だからこそ躍動にもつながる環境が

提供されているように感じます。』

 

 育休を取ってくれてよかったという感想が多く見られたのが意外でした。
(逆に言えば、この半期育休しかしてなかったということなのかもですが・・・笑)

このコメントの内容を見たときに、会社にとっても育休を取ってみてよかったと思いました。

もちろん、他にも会社に男性育休取得の助成金が入ったり、取引先などの他社に言うと、

良い会社ですね!と言われ会社のイメージアップにつながったりもしましたが、


1 番は、社員の皆さん、若手もベテランも男性も女性も皆さんが

M部長が育休を取って良かったといってくれて、

何かしらの影響を与えられたことが、育休をとって良かったと思いました。

 

【本当に最後の最後に・・・】
長くにわたり、
5 人目育休日記におつきあいいただきありがとうございました。

最後にまとめると、

男性は、子供産まれたら 2 か月間育休を取った方が絶対いい!

良いことだらけです!ということです。

弊社では、男性全員がそういう選択ができるように

環境を整えていこうと思います。2021年からの

男性育休取得率100%

を目指します!

男性も、女性も、みなさんが育児をすることで仕事も楽しくなり、

仕事をしっかりすることで育児も楽しくなり、

家族の幸福度も上がる。

そういう相乗効果で社会全体がよくなっていくことに

貢献していきたいと思います。

同グループの男性の育児休暇取得が増えていくことを願っております!!

ご拝読、ありがとうございました~!

 

 

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No:87

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