アップサイクル・ダウンサイクル アップサイクル・ダウンサイクル

環境の話
アップサイクル・ダウンサイクル

しゅり
40代
心理カウンセラー
1児のママ

こころ循環サポーター

心理カウンセラーのしゅりです。

 

微生物の世界、食物の世界も循環ですが、

人間が作り出すものも循環させることができる。

そう考えています。

 

どうしたら長く使えるか?

物の命が生かされているか?に着目すると

日常の買い物、使い方が  変わってきます。

 

リサイクル、リユースは耳になじみがありますが、

最近はアップサイクルという言葉があります。

 

Upcycle : to recycle (something) in such a way that the resulting product is of a higher value than the original item : to create an object of greater value from (a discarded object of lesser value)
結果として得られる商品が元の商品よりも高い価値を持つように(あるものを)をリサイクルすること。

(より価値の低い廃棄物)からより大きな価値のあるものを作ること。(英英辞典 Merriam-Webster )

 

アップサイクルはリメイクの1種で、

リメイクすることで物の価値が上がることをアップサイクル、

価値は下がるが再利用可能なものがダウンサイクルと呼ばれています。

まずはダウンサイクルの例から>>


こちらは昔ながらの蚊帳ふきん。

作る過程も環境を配慮してつくられています。

ふきん→台ふき→雑巾と使っているうちにボロボロになるので

うちでは台ふきになる時簡単に刺し子のようなステッチを入れて

補強&区別&楽しみをプラスします。

 

同じ様に

バスタオル→フェイスタオル→雑巾

靴下→繕う(ダーニング)→お人形のお洋服や小物、鍋敷き

など姿を変えて楽しみます。

 

アップサイクルの例>>>


写真は工事現場等で使われる横断幕(ターポリン素材)から作られたバッグ。

外の厳しい環境の中で使われる耐久性がバッグに活かされています。

このように元のプロダクトに新しい価値を加えることで

モノの命が延び、廃棄することが減ります。

 

購入する際にアップサイクルされたものを選ぶことで

新しいモノがどんどん流通する機会が減るのではないかと考えます。

また、自分の手でアップサイクルすることも一つの方法です。

着なくなった洋服をリメイクしたり、リユース品を更にリメイクしたり。

 

 

こちらは気に入っていたけれど着なくなった

シャツとスカートをドッキングさせたもの。

ライフスタイルが変わったり、

年齢を重ねたりして着なくなることってありませんか?

 

・独身からお子さんを持つママに

・出勤スタイルからリモートスタイルに

・体型の変化

 

などなど…

お子さんのお洋服はお下がりにするのに、

大人の洋服はサイズアウトで手放すことが少ないからか

交換することがまずありません。

 

でも洋服の年間廃棄量は

約100万トン(2018年)と言われていて、

数にすると約33億着!なのだそうです。

 

ファストファッションが生活の基本になっている私達ですが

そこに潜む様々な社会問題(CO2の排出、児童労働など)を考えると、

一人一人が消費について見直すことが急務です。

 

新品の流通を減らす、と考えると企業が、行政が、と

すごく大変そうな話に見えますが

 

・目の前の『モノの命』を延ばす

・新品を買う機会を減らす

 

という考え方の元に買うものを選び、使い、活かす。

一人の生き方が環境を変える。そんなことを想いながら

今日もなにやらチクチク縫いたくなる私でした。

 

#アップサイクル

#ダウンサイクル

#irodori

#リメイク

#モノの命

 

No:63

| 一覧へ |

EVENTもっといろんな話を聞きたい!

  • 健康の話
  • お金の話
  • 教育の話
  • 人と社会の話
  • 環境の話