自分の得より社会の徳を考える、税金の話
chiyo
40代
キャリコン
会社役員
既婚
ファイナンシャルプランナー&キャリアコンサルタントのChiyoです。
高校生息子の夏休みの課題は、税金についての作文だそうです。
そこで、今回は税金について考えてみました。
皆さんは、税金にどんな種類があるか知っていますか?
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/a01.htm
買い物の時に支払う『消費税』は一番身近な税金かと思います。
所得に対して支払う『所得税』も働く人には身近です。
所得税は所得が高くなるほど税率が高くなる累進税率となっていて、
支払い能力に応じて公平に税を負担する仕組みとなっています。
だから、個人で取得の高い人は法人になった方が税率を低くできることもあるため「法人なり」すると言ったりします。
また、所得税は所得の性質によって10種類に分かれて、それぞれ課税の計算方法があります。
給与所得/退職金所得/利子所得/配当所得/不動産所得/山林所得/一時所得/雑所得など。
年末調整や確定申告の時に意識する用語ですね。
所得税は住んでいる自治体に収める税金であるため、納める自治体を自分の意思で選ぶ仕組みが「ふるさと納税」です。
すっかり返礼品だけが着目されていますが、「ふるさと納税」の理念は、地方創生。
3つの大きな意義があります。
① 納税者がその使われ方を考えるきっかけとなる制度
② 応援したい地域の力になれる制度
③ 自治体が国民に取り組みをアピールする制度
これらの理念を意識すると「ふるさと納税」に『想い』が循環します。
そもそも憲法で定められている「納税の義務」。
税を納めない人が出てくると公平性に欠けるため、ある種の強制力が必要です。
そのため憲法で納税の義務を制定しています。
出典:https://www.nta.go.jp/taxes/kids/oyo/page07.htm
今回改めて税金について調べると、『公平性』を重視している仕組みであることが分かります。すると、公平と平等の違いに疑問が湧きました。
公平・・・「すべてのものを同じように扱うこと」という意味の言葉です。
判断や処理などがある方向に偏ったりしないことや、そうしたさまを指します。
平等・・・「みな等しいこと」という意味の言葉です。また、そうしたさまを表します。
大勢の中である特定のものに偏ったりすることなく、全員が等しくなることを言います。
出典:https://business-textbooks.com/byoudou-kouhei-kousei/
社会においても組織においても目指す状況は「平等」ではなく「公平」だな、と税金の仕組みから気づきました。
普段意識しない税金に意識を向けてみると、見える視界も変わります。
また、節税という言葉もあります。
納める税金を少なくすることが『得』なことではなく、
社会のために納めることが『徳』になるような環境にしていくには、
納税している人が理念や仕組みを知り、行動することだと私は考えます。
#消費税
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#「平等」ではなく「公平」
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