夫婦で「お金の話が思うようにできない」その理由って?
chiyo
40代
キャリコン
会社役員
既婚
ファイナンシャルプランナー&キャリアコンサルタントのChiyoです。
私が考案した家計管理法「管理財布」を講座として伝えながら、
100組以上の家計管理相談に対応してきました。
お金の悩みBEST3(私調べ)は、
・お金の管理がこれで良いのか不安
・無駄遣いしてないのに貯まらない
・夫婦でお金の話をするとケンカになる
これらの根柢にある願望はお金コミュニケーションが円滑になることでした。
節約をしたい訳でもなく、お金を使いたいだけ使いたい訳でもなく、
豊かな生活を楽しむためにはお金の話も円滑にできることを相談者は望んでいました。
特に共働きが増えた今日では、夫婦別財布が多く、
お互いのお金管理に関与しないとしている夫婦もいますが、
お互いの貯金が気になるのに聞けてないのが現状でした。
聞くとケンカになる気がするので関与していないのも本音でした。
こう考える奥の方に「指摘されたくない。」こんな感情があることが多いと感じます。
お金の話は家族の中で大切で大事で重要な話だと分かっていながら、自分に不利益がありそうで話すことを避ける。
まだ困ってないので後回し。お話を聞いているとこんな感情をお持ちでした。
もったいないな、と思うのです。
もっとお金の話を日常会話にできないか。
そんな想いで家計管理の相談に対応してきました。
「指摘されたくない」感情よりも「もっと豊かな生活を送りたい」ことが
望むことだと知ることで、
お金の話が前向きにできるようになります。
まずは、どんな未来を想い描いているのか、夫婦で共有することです。
そこにお金の話が出てきます。どんな優先順位でお金を割り振っていくのか、そこを共有しながら選択していくことです。
幸せは年収では決まらないのだと家計相談を受けて実感しました。
コミュニケーションが円滑であれば幸せ・満足と感じる機会は多いようです。
お金コミュニケーションも同じです。あるものに目を向けて「どう使いたいか」です。
もちろんお金を増やす事も視野に入れお金を循環していきましょう。
お金をコントロールするのは、体調をコントロールしたり、仕事をコントロールするのと同じくらい生活する上で基礎的な部分です。
ですが、日本の教育において金融教育機会が乏しいため
「こうすれば大丈夫」という答えを持てないことが
お金に対する感情を不安にしている要因に思います。
お金も時間と同様で「一日24時間をどう使うか」と考えているように
「この予算をどう使うか」と考えると
お金をコントロールしやすくなると思います。
管理財布についてはコチラの記事を参照ください。
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