フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか 日本人の私はなぜ午後4時に仕事が終わらないのか(その1) フィンランドと日本の違いって(その1)

お金の話
フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか 日本人の私はなぜ午後4時に仕事が終わらないのか(その1)

つるちゃん
40代
会社員
2児のパパ

フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか
日本人の私はなぜ午後4時に仕事が終わらないのか

(その1)

 

その答えは、定時がまず午後6時だw
「定時」って何?って思ってしまう。

 

終わっても6時まで終わらない。
おわった空気を出してはいけないのだ。
6時になってもちょっとなんやかんやで
7時前までなんかやってる感じで過ごしてしまう。
それが日本の伝統なのだ...

 

というのは冗談だが。でも意外とその固定観念が
そこまで仕事をさせるのかもと思ったりもする。

 

「フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか」という本に出会った。
堀内都喜子さんの著書だ。

 

初見で「4時に?」「まじで?」って思った。
自分めっちゃ働いてるけど、別にたくさん稼げているわけでもないし
普通の生活ができる程度。

 

えーそれで仕事がまわるの?
すでに日本の伝統に侵されている自分にうんざりしながら
そんなことを思った。

 

なにが違うの?

 

フィンランドと日本。

 

めっちゃ気になった。
フィンランド人と日本人ってそんなに仕事のスピード、クオリティが違うの?
だとしたらフィンランド人って DNA的にすごいの?

 

早速読んでみた。

 

まずフィンランドは2018年と2019年幸福度ランキング1位らしい。
ちなみに、日本は2018年に54位、2019年に58位と順調に不幸になっていっている...。

 低い...ランキングをくまなくみると、46位コソボ、49位にはキプロス...

えっ!どこキプロスってどこよ?
先進国先進国言っている日本よりも、名前もあまりきいたことないキプロスの方が幸福なのだ。

 

そもそも幸福度って何?

 

今や幸せも数字で表現できるのか。幸せなんか人それぞれな気もするが...
「GDP」「社会的支援」「健康寿命」「人生の選択の自由度」「社会的寛容さ」「社会の腐敗度」「国民の幸せ度評価」「すべてが最低の国(ディストピア(架空の国))との比較」の総合ポイントらしい。

 

調べるとおもしろい。
どうやら後半の項目が日本の幸福度をさげている気がする、
最後は「ディストピア」って大魔王でもいそうな、少々中二くさい匂いのする架空の国もでてくるし。

 

堀内さんが言われるには、フィンランドと日本で違うのは「人生の選択の自由度」だそうだ。
個人的は日本であまり選択の自由度が低いとは感じないが、おそらくそれは、私がまだ40代で、男性だからだ。
結婚、出産、また年齢的におおきな社会的影響がないからだと思う。フィンランドではどうやら、そのあたりも人生選択の障壁にならないくらい自由らしい。

 

1人あたりのGDPは、今、日本は25位らしい。フィンランドは15位(2019年)


※こちらのランキングは、「GROBAL NOTE」様の情報を引用させていただいています。

こちらのサイトには全世界のランキング191位まで載ってます。そのほかいろんな統計情報が面白いサイトです!

https://www.globalnote.jp/post-1339.html

 

ちなみに単純なGDPの順位は、日本が3位、フィンランドは46位(なんかこの辺で、一人ひとりの生産性の悪さを感じる)
そのほか
マクロ経済の安定と制度は、フィンランド1位、日本は42位
(マクロがなんかわからんけど、なんかわかるー、なんか日本っていろんなところで視野が狭いきがする...)

 

技術適応力 フィンランド2位、日本は28位(おお...世界の技術に適応できずにおいていかれるのか...)
批判的な思考能力の教育は、フィンランド1位、日本は87位...
日本は「学校教育の長さでは世界屈指なのに、不十分な教育方法で技能を格差を拡大させている」といわれている...
愕然でも納得、「定時」もそこに加担してる気がする。

 

でも国際競争力は
フィンランド11位、日本は6位らしい。
個人的な感覚だが、日本はまだ昔取った杵柄(きねづか)で延命が続いている印象。
だから昔の知る人が「昔はこれでよかった」と言い続け、競争力は右肩下がり。

 

でもフィンランドはこれから日本とクロスしながら右肩上がりな感じがする。
その基礎が制度や教育に育まれている(気がする。何も知らないけど)

 

フィンランドは今、ヨーロッパのシリコンバレーといわれるほど、新しい企業のスタートアップがたくさん生まれている。
そして世界で二番目に格差が少ない。
ひとり親の貧困率は、15%。日本は50%(このへんが「人生選択の自由度」と関連していると思う)

 

でもフィンランドも100年前は、スウェーデンやロシアに支配された国で
独立するも、敗戦国となり、決して恵まれた環境ではなかった。
しかし、その都度いろんな困難を克服しながら今がある。

 

フィンランド。国の規模は違う。でも学べることは山ほどありそう。
日本の生産性の悪さの謎を知りたいので、もっと読み進める。
日本の生産性よ、あがれー。

(つづく)

No:26

| 一覧へ |

EVENTもっといろんな話を聞きたい!

  • 健康の話
  • お金の話
  • 教育の話
  • 人と社会の話
  • 環境の話